マレーシアの留学情報

【マレーシア留学前に知っておきたい】渡航前のワクチン接種ガイド

2025/10/30

マレーシア留学生活を始める前に、まず気になるのが「健康管理」。
その中でも特に大切なのが 渡航前のワクチン接種 です。

この記事では、
「どんなワクチンを受ければいいの?」「いつ受ければいいの?」
という疑問をわかりやすくまとめました。

 

1. マレーシア留学前におすすめのワクチン一覧

マレーシアは東南アジアの中でも衛生状態が比較的良く、危険な感染症が多い国ではありません。
でも、日本とは気候や環境が違うため、病気の種類も少し異なります。
安心して留学生活を始めるために、以下のワクチンをチェックしておきましょう。

■ 日本で受けていることが多い「基本ワクチン」

まずは、子どもの頃に受けた定期接種がしっかり済んでいるか母子手帳などで履歴の確認を。

  • 破傷風・ジフテリア・百日咳(Td/Tdap):けがや感染予防のため。

  • B型肝炎:医療行為や他人の血液との接触で感染する場合があります。

  • 日本脳炎:蚊を媒介とする感染症。幼少期に接種済みでも長期滞在や郊外への外出が多い人は検討を。

  • 麻しん・風しん・おたふくかぜ(MMR):大人になっても感染することがあります。
     

<補足>
・「破傷風・ジフテリア・百日咳」に関しては成人期においても10年毎のブースター接種が推奨されており、海外渡航前には接種履歴の確認をおすすめします。

・「日本脳炎」や「B型肝炎」は生まれ年により定期接種に含まれていなかった場合があります。履歴不明の場合は医療機関で確認しましょう。

・「麻しん・風しん(MMR)」は2回接種で長期的な免疫が期待できますが、接種回数が少ない、履歴不明、古いワクチンの場合には追加接種を検討してみてください。

 


■ マレーシア渡航・滞在において「追加を検討したいワクチン」

マレーシアでは、屋台グルメや屋外での活動も多く、食や環境から感染する病気への注意も必要です。
次のワクチンは、滞在期間や行動範囲に合わせて検討しましょう。

  • A型肝炎:飲食や水を通じて感染。ほとんどの留学生におすすめ。

  • 腸チフス:屋台などで食事をする機会が多い人に。

  • 狂犬病:都心でも路地に入れば野良犬がいることも。徒歩移動の機会が多い人は検討を。
     

また、マレーシアでは デング熱発症のニュースもよく取り上げられます。
現在では症状を和らげる「デング熱ワクチン」も接種が可能。
詳しくは以下の別記事をご参照ください。

デング熱にご用心!マレーシア留学前に知っておきたいワクチン最新情報

ワクチン接種の検討と同時に虫よけスプレーや長袖の着用など、蚊対策もあわせて行いましょう。

 


<マレーシアでもインフルエンザが流行?!>

温暖な気候のマレーシアでは無縁かと感じるかもしれませんが、マレーシアでもシーズン関わらず流行することがあります。マレーシアでの接種も可能なので渡航後の検討でもいいでしょう。
 

 

2. ワクチン接種のタイミングと注意点

● 接種は早めが安心!

ワクチンによっては、複数回の接種が必要なものもあります。

たとえば A型肝炎やB型肝炎 は2~3回に分けて接種する必要があり、1回目から完了までに半年ほどかかることもあります。

そのため、出発の3~6か月前には相談を始めるのが理想的 です。

一方で、狂犬病や日本脳炎、破傷風 などは、短期間で免疫をつけられる「加速スケジュール」が設定されている場合もあります。

出発が迫っている場合でも、あきらめずに医療機関へ相談してみましょう。

 

<補足>

「加速スケジュール」が適用できるかどうかはワクチンの種類や年齢によって異なります。

 

 

● どこで受ければいいの?

ワクチンは トラベルクリニック や 感染症外来、または大きな病院で接種できます。
地域によっては自治体の保健センターで受けられる場合もあります。

相談の際は次の情報を伝えるとスムーズです。

  • 渡航先(例:クアラルンプールなど)

  • 滞在期間(短期留学か、1年以上の長期滞在か)

  • 現地での活動内容(学校生活・ボランティア・屋外活動など)

  • 過去の接種履歴(母子手帳のコピーなど

 

 

● 日本で受けられなかった場合は?

渡航計画時期によっては接種完了が間に合わない場合もあるでしょう。
マレーシアでも一部のワクチンは接種可能ですので安心を。
ただし、日本とは種類やブランドが異なることもあるため、
「途中から現地で打つ」場合は 医師と接種スケジュールをよく相談 しましょう。

また、渡航後に日本での接種履歴が必要になるケースが多いので、
英語のワクチン証明書 を発行してもらうのを忘れずに。

 

3. よくある質問Q&A

Q1. 「マレーシア入国に必須のワクチン」はありますか?

いいえ、通常の入国では必須のワクチンはありません。
ただし、黄熱病の流行地域(アフリカや南米など)を経由して入国する場合、
「黄熱ワクチン接種証明書(イエローカード)」が必要になることがあります。
※なお、入国やワクチン証明書に関するルールは 日々変更される可能性 があります。渡航準備の際には必ず最新情報をチェックしてください。

 


Q2. 日本で受けたワクチンで十分ですか?

日本の定期接種をすべて済ませていれば、基本的な感染症のリスクはかなり防げます。
ただし、食や水・動物を媒介とする感染症 は日本にないものもあるので、
A型肝炎や日本脳炎、狂犬病など、追加接種を検討しておくとより安心です。

 


Q3. 出発直前でもワクチンを受けられますか?

種類によっては可能ですが、免疫がつくまでに時間が必要なものもあります。
最低でも出発1~2か月前 に準備しておくのが理想的です。
また追加接種を渡航後に受けることも視野に相談しましょう。

 


Q4. 接種後の副反応が心配です。

腕の腫れや軽い発熱など、軽い副反応が出る場合があります。
ほとんどは1~2日でおさまりますが、
心配な場合は出発前に余裕をもってスケジュールを組みましょう。
体調に不安がある場合は、医師とよく相談して判断を。

 


Q5. ワクチン以外で気をつけることは?

はい、ワクチンだけでは防げない感染症もあります。
以下のような日常の工夫も大切です。

  • 生水や氷は避ける(ペットボトルの水を選ぶ)

  • 屋台では加熱済みの料理を選ぶ

  • 蚊よけスプレーや長袖で虫対策を

  • 海外旅行保険に加入しておく

 

Q6. 費用はどのくらいかかるの?

ワクチンの種類や医療機関によって異なりますが、定期接種以外のワクチン(任意接種)は 自費扱い となります。
目安としては以下の通りです。

  • A型肝炎ワクチン:1回あたり 約7,000~10,000円(全3回)

  • B型肝炎ワクチン:1回あたり 約5,000~8,000円(全3回)

  • 狂犬病ワクチン:1回あたり 約10,000~15,000円(全3回)

  • 破傷風トキソイド:1回あたり 約3,000~5,000円(1~3回)

  • 腸チフスワクチン:1回あたり 約7,000~10,000円(1回または3回)

 


まとめ:健康準備も留学準備のひとつ

ワクチン接種というと難しく聞こえますが、実は「安心して留学生活を送るためのスタートライン」です。

まずは、自分のワクチン履歴を確認して、足りないものがあれば早めに医療機関で相談してみましょう。

しっかりと準備をしておけば、現地で体調を崩すリスクを減らせるだけでなく、日本に残る家族も安心して送り出すことができます。

マレーシア留学を思いきり楽しむために、健康チェックも留学準備の一つとしてぜひご参考ください。

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