QS大学ランキングは、「2016年から2018年の間に学生にとって最も手頃な都市」に関する調査において、「クアラルンプールは、低い生活費と比較的低い授業料の組み合わせで、手頃な価格で良いスコアを得ている」と発表しています。クアラルンプールは、2016年と2017年のQS Top Universities「Most Affordable Cities for Students」で1位となり、その後も上位をキープしています。

授業料および教育機関に支払うその他の費用で、学習内容や期間によって異なります。
生活費：滞在先、宿泊施設の種類、ライフスタイルによって異なりますが、この記事では、一般的なマレーシアの大学生・専門学校生の生活費について探ってみました。

マレーシア留学の生活費

マレーシアの生活費

マレーシアへの留学を選択する留学生にとって大きなメリットは、リーズナブルな生活費です。キャンパス内またはキャンパス外の宿泊施設にかかる総費用は、非常にリーズナブルです。 実際の生活費は、宿泊先の場所や個人のライフスタイルによって異なりますが、クアラルンプールは世界で最も物価の安い都市のひとつに数えられていることは、学生にとって喜ばしいことでしょう。多くの学生は、月2,000リンギット（約5.4万円）の予算で、マレーシアでの生活を快適に過ごすことができます。

マレーシアで暮らす一般的な学生の生活費を説明いたします。

宿泊施設

宿泊費は1ヶ月あたり500リンギット（約13,500円）～1,000リンギット（27,000円）程度を見込んでおくとよいでしょう。家賃は、地域、宿泊施設の種類（キャンパス内の学生寮、キャンパス外のアパート、コンドミニアム、平屋、2階建ての家など）、家の設備（エアコンの有無など）、もちろん部屋（またはアパートや家）の共有人数によって異なります。 

食事と家事

食費と家事の費用は、約RM600～1000（約16,200円～27,000）程度とお考えください。これは、1日3食でRM20-30（540円～810円）程度が目安です。当然ながら、自炊して友人と調理費を分担すれば、もっと安くなるはずです。 マレーシアではRM10（270円）以下でファーストフードを食べることが可能です。例えば、マクドナルドのマックバリューはRM10-20で食べることができます。また、KFCのミールセットや、ドミノのグループ向けピザも一人当たりRM10以下で食べることができます。 屋台やコーヒーショップでは、ご飯や麺類などのローカルフードがRM5-10（135円～270円）程度です。中級レストランでは、食事にRM20-40（540円～1080円）を支払うことになるでしょう。スターバックスのコーヒーは、平均してRM12-16です。

衣料品と洗濯

セルフサービスのコインランドリーで洗濯や乾燥機を使うなど、洗濯にかかる費用は1回RM10（約270円）前後です。洋服代は、好みや新しい服を買う頻度によって変わります。

公共交通機関

キャンパス内またはキャンパスの近くに滞在している学生は、授業への往復に費用がかからない場合があります。しかし、その他の移動には、1ヶ月あたり約RM80-150（2,160円～4,050円）かかる場合があります。

通信費・携帯電話料金

マレーシアの携帯電話パッケージはとてもお得です。使用量や選んだキャンペーンパッケージによって異なります。平均的な学生は、1ヶ月あたり約RM50（1,350円）かかると思われます。

本、読み物、文房具

書籍や文房具の費用は、1ヶ月あたり50～100リンギット（1,350円～2,700円）程度が目安ですが、申し込んだコースやコースのプロジェクトの数・内容によって大きく異なります。 医療・入院保険 毎月の医療費は必要ないかもしれませんが、月々50リンギット（約1,350円）を積み立てておけば、1年間にプライベートクリニックで外来診療が必要になった場合に十分対応できます。なお、この金額には、医療・入院保険料として年間約RM500（約13,500円）は含まれていません。

個人的な出費

毎月の個人的な出費は、個人のライフスタイルに大きく左右されます。しかし、その費用は100リンギット（2,700円）から200リンギット（約5,400円）の間と見積もることができます。これには、社交用品、洗面用具、散髪、洋服、映画などが含まれます。

上記の試算を用いると、学生の生活費の合計は、月平均RM2,000（54,000円）、年間RM24,000（648,000円）となります。上記の見積もりは、マレーシア留学の予算を立てる際の目安に過ぎず、個人の予算を立てる際には、地理的な位置や個人のライフスタイルを考慮する必要があることを覚えておくことが重要です。