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マレーシアの知っておきたい3つの「時間」

2024/12/16

マレーシアは多民族国家として知られていますが、日常生活に大きく関わる「時間」についても独特の特徴があります。マレーシア移住や留学を検討している場合、「現地事情」を知っておくことは非常に重要です。本記事では、マレーシアを訪れる前に知っておくべき3つの「時間」について解説します。

その1:日の出の遅さ        

マレーシアは赤道に近い国ですが、日の出の時間は思ったより遅いことをご存じですか?これは、マレーシアが統一されたタイムゾーン(マレーシア標準時、UTC+8)を採用しているためです。この時間帯は経度的には中国と同じで、日付変更線はマレーシアの首都クアラルンプールの位置から離れた東に設定されています。そのため、朝の日の出は年中通して7時過ぎとなることが一般的で、親子留学をスタートさせた方の中にはスクールバスが到着する頃でも真っ暗であることに最初は戸惑う方もいました。カーテンを開けて日の光を浴びて脳を覚醒させる!ということが難しいので、マレーシアでの早朝の活動には工夫が必要です。

 

その2:金曜日の午後は要注意!

マレーシアはイスラム教徒が国民の6割を占めており、金曜日は特別な日とされています。この日は「金曜礼拝(ジュマア)」が行われるため、多くの職場や学校で昼休みが通常より長く設定されます。例えば、通常1時間の昼休みが、金曜日には2時間以上になることも珍しくありません。特に公的機関や銀行などでは、昼休み中に業務が完全にストップすることや昼からクローズになるところもあるので要注意です。そしてそれに伴う渋滞が各地で発生することもあるので、金曜日の午後は計画を柔軟に考えることがポイントです。

 

その3:マレーシア時間

「マレーシア時間」とは、現地でよく耳にする冗談めいた表現ですが、実際には時間に対する柔軟な考え方を指します。約束やイベントの開始時間が予定より遅れることは日常茶飯事です。たとえば、午後2時開始と聞いても、実際には2時半やそれ以降になることも多々あります。これは、時間よりも人間関係や状況を優先する文化的背景によるものです。そして相手の遅刻に対しても寛容で、「人を許す」土台になっているようにも思われます。一方で、正式なビジネスの場では時間厳守が求められる場合もあるため、状況に応じて対応することが大切です。「時間にルーズ」とネガティブに捉えるだけではなく「時間のゆとり」とポジティブに考え、現地のリズムに身を委ねてみるのが、マレーシア滞在をより心地良いものにするポイントです。

 

マレーシアの「時間」を理解して快適な滞在を

マレーシアの時間感覚には、地理、宗教、文化の影響が反映されています。この日本にはない時間間隔を「不便」と感じるか「面白い!」と感じるかはあなた次第。マレーシアを訪れる際は、ぜひこれらの「時間」を意識しながら、独特な文化を存分に味わってみてください。またはじめてのご留学や移住で戸惑われる方はぜひ日本人スタッフのいるエージェントを利用されるとマレーシア時間に巻き込まれることなく、お話しをすすめることができます。私たちは親子留学についての最新情報を発信すると共に、留学後に「こんなはずじゃなかった!」「こんなの聞いていない!」となることが少なくなるように「生の現地情報」の発信にも力を入れています。ぜひお気軽にお問合せ下さい!


 

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